お子さんが小学校一年生になるのは、親心としてうれしい反面、どんな準備をしたらいいの?必要なものって何?と戸惑われている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、お子さんが新一年生になるワーママ・ワーパパがどんなことを準備しておいた方が良いのか、実体験を踏まえてまとめています。
時系列順にまとめているので、目次から気になる箇所へ飛んでいただければと思います。
1年〜半年前から準備しておいた方がいいこと
公開授業などに参加し、小学校の様子を下見しておく
通う学校の様子は見学しておきたいですよね。
公立の小学校であっても、できれば子どもと一緒に小学校を見学しておくことをおすすめします。
子どもも小学校に通うイメージが湧きやすいですし、親も学校の雰囲気も知ることができる点がメリットです。
地域の人向けに公開授業をしている小学校もあるので、学校行事をチェックしてみてくださいね。
同じ小学校の子どもの友達との接点を持っておく
地域のイベントに参加したり、習いごとに通ったりし、同じ小学校に通う子どもの友達(知り合い)を増やしておくと、小学校に入ってから子どもが心細い思いをする機会を極力減らせると思っています。
同い年でも、上の学年の知り合いでもOK。
気にかけてくれる人がいるという安心感があるだけでも違います。
小学校という慣れない環境に飛び込む中で、少しでも知り合いが多い方が子どももほっとできますよね。
同じ小学校へ兄弟が通っているママ友・パパ友をつくっておく
小学校って、保育園以上に出てくる情報が少なく、先生との直接的な接点も一気に減るんですよね。
わからないことがあった時に聞き合えるママ友・パパ友人脈は、小学校でこそ威力を発揮すると思っています。
私の住んでいるエリアの小学校からは、PTAの話だったり、集団登校の話だったり、制服の話だったり、学童の申し込みの話などの説明はほとんどなく、先輩ママ友に色々と教えてもらっていました。
特に、事前にママ友に聞いておいてよかったのは以下の内容。
- 登下校の時間
- 小学生の就寝時間(保育園の時より早く寝る)
- 通っている学童保育の情報(良い点・悪い点)
- 制服の必要枚数
- PTAの仕組み
事前にママ友から小学校に通うリアルな子どもたちの話を聞けたので小学校入学前の段取りがスムーズでした。
持つべきものは、同じ小学校の先輩ママ・パパ友です。
保育園の時よりも、親同士のつながりは必要と感じています。
保育園の送迎時や、習いごとや地域のイベントなどで、顔見知りを増やされることをおすすめしておきます。
ランドセルの購入を検討する
人気のランドセル、一からオリジナルのこだわりのランドセルを入手したい方は、一年前からランドセルを準備しておくのが一般的です。
こだわりがそれほどなく、既製品を安く入手したいなら、入学式直前の購入でも十分間に合いますよ。
この時期の子どもたちは、好みがコロコロ変わりやすいため、我が家は入学直前まで様子見としています。
学びの基礎を作っておく
学びの基礎作りを意識し出す時期です。
どのようなことを目指すかといった目安を以下にまとめています。
全てできていないといけない訳ではありませんが、小学校入学直後に困らないよう、少しずつ練習しておくと安心です。
読み書きの基礎
- 自分の名前が読める・書ける
- ひらがなを読めて書ける
- 簡単な絵本を読める
- 鉛筆を正しく持てる
- カタカナを半分くらい読むことができる
たくさんの語彙に触れ、意味がわかって使える言葉を増やすことが大切です。
しりとりやお手紙ごっこ、読み聞かせなど、多くの言葉に触れる経験を積んでおきましょう。
数の基礎
- 20まで数えられる
- 数字の大きい小さいがわかる
- ○△□がわかる
- 時計が読める
- 日付と曜日が言える
数の意味を理解することが何よりも大切です。おやつを配る・お皿を並べる・お金を使うなど、リアルな体験をより多く積むようにしておきましょう。
半年〜3ヶ月前
通う可能性のある学童保育を見学する
学童保育と一口にいっても、学童によって雰囲気は全然異なります。
保活と同じように、通う可能性のある学童は一度見学にいって様子を見ておいた方が良いですよ。
できれば子どもと一緒に見学しておきましょう。
学童にいる子どもたちの目がキラキラしているかどうかが、学童選びのポイントだと思っています。
放課後ずっと過ごす場であれば、楽しい場所であってほしいですよね。
見学時に以下のような内容を聞いておくと、どの学童保育に通うかの判断材料になりますよ。
- 預かり時間(特に長期休暇の預かり時間は大事です)
- 学童保育料
- 給食の有無(地域によりますが、お弁当持参日が少なくて済むに越したことはありません)
- お弁当の有無(何時までに申し込みが必要?いくらかかる?を確認しましょう)
- 着替えの有無(着替えがあると毎日服を持っていかないといけません)
- 外遊びの頻度(グラウンドなどが併設されていない学童では外遊びが少ないケース多々あります)
- 在籍児童と先生の人数
- 長期休暇時の過ごし方
- 学童内に荷物を置けるか
- 学童内の習いごと有無
- 習いごとの途中抜け・戻りは可能か(NGな学童も多い。特に公立)
- 学級閉鎖時の登室可否(公立はNG、民間は場所によるみたいです)
学童保育へ申し込む
保育園(幼稚園)卒業後、小学校より前に通い始めるのが「学童」
先輩ママ曰く、4/1にどの環境にいるかは重要なのだそう。
「学童」選びは慎重かつ戦略的に。
保育園と違って、学童は自治体への一斉申し込みではありません。(わたしの住む自治体の場合です)
私立の学童は自分で気づいて申し込みが必要です。
公立の学童は、自治体の広報などで応募の案内があります。
私立の人気の学童だと、落選する可能性もあるので、落選した場合に申し込む公立の学童のことも考えておきましょう。
生活スタイル・勤務形態を見直す
小学生になると、保育園時代とはまた生活スタイルが変わります。
例えば、わたしの子ども通う予定の小学校は集団登校制。7時半に近所の集合場所へ集まるスタイルで、保育園の頃よりも起きる時間が30分早くなります。
また、学校学童は18時まで(長期休暇時は8時〜18時)と、保育園時代よりも預けられる時間が短いです。
昼寝がなくなるので、保育園時代よりも1時間以上家での睡眠が増えます。
こういった条件を考慮すると、必然的に生活スタイルや、保護者の働き方も見直さなければなりません。
わたしの場合、通常時間の勤務から、時短勤務に戻すことを選びました。
会社によっては時短が選べないこともありますが、諦めずに総務と掛け合ってみましょう。
制服の採寸をする
制服のある学校の場合は、半年〜3ヶ月前くらいの時期に制服の採寸があります。
健康診断の際に一斉採寸会が開催されるケースも多いのですが、可能であれば個別で採寸できる制服取扱店に足を運ばれることをおすすめします。
というのも、一斉採寸は時間内に多くの採寸を行わないといけないので、店員さんが丁寧な対応をするのが難しいからなんです。
我が家は、個別採寸にしたため、店員さんに細かいことまで聞けて満足でした。
子ども用スペースを作っておく
子どもの勉強スペースとランドセルなどの学用品を置くスペースは想定しておきましょう。
教科書の他、鍵盤ハーモニカや習字セット、絵の具などの学用品も増えるので、子ども自身で整理整頓できる収納棚の準備は必須だといえます。
学用品を置くスペースがあると、部屋が散らかりにくくなりますよ。
ふるさと納税で、ランドセル収納ラックも取り扱われています。
ふるさと納税 和歌山県海南市 ランドセルラック 44,000円
小学校低学年期はリビング学習がメイン。
学習机は必須ではありませんが、どこで勉強するかだけは考えて、必要であればコーナーをつくっておきましょう。
小学校のイメージを掴んでおく
絵本などを通じて小学校に行った時のイメージを掴んでおくと、子どもたちは安心しやすいですし、学校へ行くのが楽しみになります。
小学校に対する漠然とした不安を取り除いておくと、親も子どもも安心ですよね。
「学校ではちゃんとできないとダメだよ」などと不安をあおる言葉は避けましょう。
年長さんにも理解しやすいようにすべてひらがなで書かれた「いちねんせいえほん」では、
楽しい小学校生活を送るために、身につけたい生活・友達・安全などに関する42の習慣が紹介されています。
小学生になる前の心構えとして一緒に読んでおくと良いでしょう。
小学校入学前〜入学後にも役立つ「小学生になったら図鑑」もベストセラー。
生活習慣から友だち付き合い、防犯・防災まで多様な内容が網羅されているので、第一子の入学で不安な親御さんの心強い味方にもなってくれます。
写真がたくさん入っているので、お子さんもリアルな小学校をイメージしやすいですよ。
情報量が多いので、全部読み尽くそうと気負わずに、気になるところから読まれることをおすすめします。
図鑑ほどでなく、ほどよいボリューム感の本をお探しであれば、「小学生になったらえほん」がおすすめです。
写真と文章の量がちょうど読みやすい設定。
入学前に練習しておきたいことや事前知識が網羅されていますよ。
「1ねん1くみの1にち」は写真ベースで小学校の生活が表現されている本。
読み聞かせというよりは、一緒に写真をみて親子で会話し、小学校での一日の流れをイメージすることができます。
小学校に通う前のドキドキ・ワクワクが視覚的に伝わってくるので、新しい環境に慣れるのに時間がかかるお子さんにおすすめ。
他にも、こどもちゃれんじの年長コースなどは、小学生の生活イメージがつきやすいようなカリキュラムが組まれています。
通学路に潜む危険を一緒に考えたり、小学校ってどんなところかを知ったり、イラストや写真・動画などを通じて親子で楽しく学べるのが「こどもちゃれんじ」の良いところ。
時計の読み方やお金の数え方なども身に付きますよ。
娘も、こどもちゃれんじの教材を楽しく読んでいました。
お勉強だけじゃなくて、生活スキルやマナーなども学べるのがこどもちゃれんじのいいところです。
【こどもちゃれんじ】しまじろうのこどもちゃれんじ教材って高い?安い?
【こどもちゃれんじ】デジタル教材?紙のワーク?幼児期に合った学びかたはどっち?
机に向かう習慣を身につける
机に向かって勉強する習慣を身につけておくと、小学生になった後にも役立ちます。
市販の教材を使ってもいいですし、レベルに応じた課題に取り組める「公文」「こどもちゃれんじ」や「Z会幼児コース」 などもおすすめです。
2ヶ月〜1ヶ月前
小学校の備品準備
小学校の入学説明会で、必要物品の説明があります。
説明を受け次第、備品購入リストを作成し必要なものを揃えていきましょう。
入学説明資料をしっかり読み込みましょう。物品は保育園のものを利用できたり、地元の企業からプレゼントされたりすることも。不明点は学校に確認してみてくださいね。
以下は、参考例です。かなりの数の準備物が必要です。(※持ち物は通う小学校によって多少異なります。)
ママ向けブログサイト カリバナ より引用 https://www.karimoku.co.jp/blog2/karibana/article/000039
- ランドセル
- 名札
- 筆箱
- 文房具(鉛筆、赤青鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、下敷き、のり、クレヨン、色鉛筆、ハサミ、粘土、粘土板など)
- お道具箱
- ノート類(連絡帳、自由帳、国語、算数など)
- 連絡帳袋
- 算数セット
- 給食用品(マスク、ランチョンマット、歯ブラシ、コップなど)
- 体操服(夏用、冬用)
- 紅白帽子
- 通学帽子
- 防災頭巾
- ぞうきん
- 上履き
- 袋類(体操服袋、道具袋、給食袋、上履き袋など)
- 外履き
- ハンカチ
- ポケットティッシュ
- かさ
- ネームペン
袋や筆箱・ノートなどは細かい規定があったりするので、学校の仕様を確認してから購入するようにしてくださいね。
イオンなどの大型ショッピングモールでは、この時期に新一年生用のコーナーが設置されるため、一気に買い物を済ませることができますよ。
他にも必要書類の提出などもあるので、忘れず対応しましょう。
学童の準備品も揃える
学童によっては、着替えの服や上履きが必要だったりします。
小学校の物品と合わせて揃えましょう。
あると便利なものも適宜揃える
色んな先輩ママから教えてもらったと便利なものを一覧にしてみました。
- 丸環・カラビナ(色んなものをつなぐのに便利)
- Air Tag(忘れると困るもの・無くなると困るものに付けておく)
- 大量の黒・ネイビーの同色同タイプの靴下
- 名前つけスタンプ・お名前シール類
- 住所スタンプ
- 蓋無しシャチハタ
- 記名付き鉛筆
- ランドセル用レインコート
- サンドセル
- プリント収納ファイル又は電子保管
非常時袋をランドセルに入れておく
以下は、災害時や事故に巻き込まれた時のための緊急セットをまとめてランドセルに入れておくと良いもののリストです。
- テレホンカード(公衆電話の位置と電話の掛け方を教えておく)
- 緊急連絡先
- 防犯ブザー
- 少額のお金
- 絆創膏
GPSを購入する
GPS契約するほどではないけれど心配な親向け
- Airtag(登録者1名まで。通知を出さない場所を地図上で選べる)
- Tile(登録者2名まで)
Air TagもTileも、紛失物を防ぐためのアイテムです。
リアルタイムで情報がわかるわけではないので、おおよそどの場所にいたかを確認するお守り代わりと思っておいてくださいね。
GPSと違ってランニングコストが発生しない点が良いです。
タイムリーに情報を知りたいならGPS端末
GPS端末は、月々500円〜のランニングコストは発生するものの、タイムリーにどこにいるか知ることができます。
事前に試し使いし、使い方を覚えておきましょう。
子どもと連絡を取り合いたいならキッズ携帯
1人で外出している子どもとやりとりする必要性があるなら、キッズ携帯がおすすめです。
ただし、学校への持ち込みは禁止のケースも多いので、どのように使うかが想像できるようになってからの購入で良いと思いますよ。
ファミサポやシッターサービスへの登録する
学童保育への送迎や習いごとの送り迎えのため、念の為登録しておいた方が安心といえます。
習いごとの整理
特に4〜5月は慣れない環境に馴染むのに精一杯の時期。
本人の息抜きにならない習いごとは止めるか休会するなど、事前に検討しておきましょう。
通学路の確認
子どもと一緒に学校までの道を歩いて危険な箇所を共有しておくことは必ず行なっておきたいことの一つです。
一緒に道を歩きながら交通安全のルールを確認していきましょう。
合わせて、トイレや避難場所の確認・助けの呼び方もシミュレーションしておきましょう。
できればランドセルを背負って歩くのが望ましいです。
雨の日に傘をさして歩くことにも慣れておいた方が安心です。
「通学中に帽子が飛ばされても追いかけない」は大事と毎年X上でリマインドされています。
生活習慣の練習
生活習慣の練習も事前にしておきましょう。
・鉛筆と消しゴムを使う練習
・固結びや蝶々むすびの練習
・服を畳む
・和式トイレの練習
・お箸の練習
学校の生活リズムに慣らしていく
朝早く起きて、夜早く寝るというリズムに、生活リズムを整えていきましょう。
家を出る1時間〜1時間半前に起きるのが理想的。
入学直前
学童保育のお弁当準備
学童に通う子どもの場合、小学校に入る前の4月1日以降の春休み期間は、学童保育で過ごすことになります。
自治体によっては、給食があるケースもあるかもしれませんが、お弁当の準備を求められることも。
直前に慌てないよう、冷凍食品などお弁当用の食材はストックしておきましょう。
入学式用の服の準備
子どもだけでなく、親の入学式用の服も準備しておきましょう。
入学写真の前撮り
綺麗な写真を残しておきたい方は、桜の咲いている間に前撮りを済ませておきましょう。
当日はかなりバタバタします。
せっかくの晴れ舞台なので、出張撮影に対応してもらえるのがいいですよね。
前日でも予約でき、たくさんのカメラマンさんから選べるフォトワのサービスがお勧めです↓↓
小学校入学後にすること
家では子どもが安心して過ごせるようにする
初めての学校は緊張の連続。
家に帰ってきた後はほっとできるように、予定を詰め込みすぎず、好きなことをして過ごす時間を設定しておきましょう。
できないことにフォーカスしない
できないことがあって当たり前。
どうやったらできるかな?と環境を変えたり、簡単なものから始めたり、工夫しましょう。
小学校でやってはいけない行動を伝えておく
小学校に慣れてきたタイミングで起こりそうなことは、きちんと子どもに伝えておきましょう。
椅子引きをしてはいけない。(一生治らない怪我になる可能性も。)
道草しない。知らない人にはついて行かない。
人のものを勝手に持って帰らない。などなど。
廃材を集めておく
小学校の工作で必要となる廃材類一覧です。
家に予備を置いておくといざというときに対応できます。
小銭の準備
学校の集金や習いごとなどで、小銭を含むお金が急遽必要になるなんてことも。
コインケースに入れて一定量保管しておくと安心です。
学用品のストック補充
鉛筆やノート・消しゴムなどの消耗品はストックしておきましょう。
使い切る前に紛失したり、急に必要になることがあります。
遅い時間まで文房具を売っているお店を探しておく・ヨドバシオンラインなども便利だったりします。
入学時に提出する書類は、コピーを保管しておく。(次年度用に)
手書きで地図を描いて提出する書類がある場合は、次年度も再度提出する可能性があるので、コピーをとって保管しておきましょう。
次年度の準備が少しだけ楽になります。
まとめ
小学校入学までにやっておいた方が良いことをリストアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
本記事が入学準備を考えられるママやパパの一助となればうれしいです。
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