こんにちは。一級建築士の資格をもつワーママMACOです。
子どもにはできないだろう、子どものことは大人が手伝ってあげないと、
と無意識に考えてしまっていませんか?
また、「ママ〜手伝って〜」「パパがやって」と頼まれる回数は一日に何回ありますか?
呼ばれる度に手伝って、また自分の作業に戻っての繰り返しは、地味に時間がかかります。
頼まれる回数が多ければ多いほど、生活環境を見直す余地があると思われます。
子どもたちが1人でできないことは、大人が使いやすい寸法で設計されていることが原因です。
一番わかりやすいのは保育園や幼稚園ですね。
保育園や幼稚園では、トイレや洗面台、収納に至るまで、子どもたちが使いやすい大きさに設計されています。
自分でできることを増やすには、まず環境を整備することが大切です。
子どもたちのできる!を増やすメリット
子どもの自立心が育まれる
自分でできることが増えると、自分で責任を持ってコントロールできる範囲も増えていきますよね。
少しずつ難易度をあげ、スモールステップでできることが増えていくと、多くの小さな成功体験を積むことができます。
できなかったことができるようになった時って本当に嬉しそうな顔をするんですよね。
小さい間から成功体験を積み上げ続けることが、将来1人の大人として自立するための一番の近道です。
大人が手伝う時間を減らすことができる
子どもの「できる」を増やすと、大人にとってもメリットがあります。
子どもが1人でできる内容が増えると、大人が手伝うことがどんどん減っていき、子どもと遊ぶ時間や家事の時間を増やすことができます。
本記事を読まれているワーママ・ワーパパのみなさんならお分かりになられると思いますが、毎回子どもたちに手伝い要員として呼ばれてしまっては、なかなか作業もはかどりませんよね。
子どものできる!を増やすデメリット
モノを揃える必要がある
基本的に、設備機器や収納類などは大人が使いやすい高さに設定されています。
子どもたちのできるを増やすためには、子どもが使いやすくなる補助具が必要になります。
優先度の高いものや長く使えそうなもののみ揃える、家にあるもので代用する、といったことで出費を減らすことはできますね。
子どものいたずらが増える
子どものできる!を増やそうとすると、子どもの扱えるモノが増えることにつながります。
洗面所に子ども用の台を置いたことで、目を離した隙に洗面所で水遊びを始めた、といった具合です。
「できる」環境を整えた結果、大人の注意する頻度が上がりお互いにストレスが溜まってしまう場合は、一時的に「できない」環境に戻した方がよいかもしれません。
デメリットにあげたように、補助具を揃えたり、いたずらが増えることは少し面倒だと感じられるかもしれません。
ただ一度仕組みをつくってしまえば、声掛けだけで済むので断然楽になります。
大切なのは、子どもを観察しながら、子どもが何をしたいと思っているのか、何ができそうかを見極めることだと思っています。
我が家や知り合い宅の事例紹介
照明のON OFFには人感センサー付ライトが便利
- 玄関
- 廊下
- トイレ
- 洗面所
- ウォークインクロゼット
など一時的にしか利用しない場所には人感センサー付がおすすめです。
照明スイッチに手の届かない年齢でも、家の中を自由に行き来しやすくなりますよね。
以前までは、人感センサーを設置するとなると新築の家を建てる時に計画しておかなければなりませんでした。
現在は、パナソニックやアイリスオーヤマなど、家電メーカーから人感センサー付き電球や人感センサー付きシーリングライトが発売されており、賃貸住宅や既築の住宅にも簡単に人感センサー照明を設置することができるようになりました。
我が家では、間取りや照明器具の形状から、玄関とトイレに人感センサー付の電球を実装しています。
人感センサー付照明のおかげで、お出かけ時、帰宅時、子どもがトイレに行く時に、電気をON OFFする手間を省けています。
また、赤ちゃんを抱いて部屋を移動する時や、消し忘れ防止にも役立ちます。
唯一のデメリットはお値段が高い点です。
子ども用のステップを準備する
子ども用のステップを準備されている家は多いのではないでしょうか。
我が家では以下の用途に使っています。
- 洗面所で手を洗う
- キッチンで調理を手伝う
- 冷蔵庫の中のものを出す
- 棚の上にあるものを取る
- トイレで大人用便座に座る(子ども用便座ば別途使用)
子ども用ステップを購入しなくても、家にある脚立や椅子などで代用すればものも増えません。
人感センサー水栓
人感センサー水栓を導入できる場所は、以下の三箇所になります。
- 洗面所
- キッチン
- トイレ
子どもが簡単に操作できる点、水栓に菌がつかず衛生面も安心な点がメリットですね。
デメリットとしては、お値段がはる点、工事が必要な点があげられます。
後付けも可能ですが、設置に自信のない方は設備業者さんにお願いしてみましょう。
オートディスペンサー
オートディスペンサーは、人感センサー付水栓とセットであれば便利な商品です。
オートディスペンサーを使うと、石鹸を泡立てたり、ハンドソープを出す作業が不要になります。
容器に直接触れずに済むため、衛生面も安心ですね。
楽天ふるさと納税でも購入できます。
子ども用品は子どもの身長未満の高さに収納する
子ども用品には以下のようなものがありますよね。
- 洋服
- くつ
- かばん
- おもちゃ
- 絵本
- 歯ブラシ
- コップ、お皿
- 箸、スプーン、フォーク
- お菓子
我が家では、子ども用のものは原則手の届く範囲に置くようにしています。
子どもが自分で準備できるようになる点がメリットですね。
お出かけの時は、自分で鞄を選び好きなおもちゃを持っていくスタイルにしています。
デメリットは、時に散らかることですね。
散らかった時には、一緒に片付けようね〜と言って片付けるようにしています。
収納する場所を明確にしておけば、子どもたちは自発的に片付けることができます。
逆に触って欲しくないものは、子どもの手の届かない高さに収納したり、収納扉にロックをかけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子ども自身の「できる」を増やすことは、子どもの成長以外にも、親の時短にもつながります。
他にもアイデアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメント欄にて共有いただけるとうれしいです。