子どもってお菓子が大好きですよね。
特に、味付けや見た目が子どもたちが好むようにつくられている市販のお菓子は、子どもの心を捉えて離しません。
スーパーのお菓子コーナーでお菓子をねだられたり、「ごはんよりもお菓子がいい〜」と言われたりし、困られた親御さんも多いのではないでしょうか。
カロリーはあるものの、果物や穀物類と比べて栄養価が低い市販のお菓子、食べすぎに注意したいですよね。
お菓子の食べ過ぎた結果、ごはんを食べない、といった悪循環にもつながりかねません。
お菓子食べたい〜
お菓子ばかり食べないで、ごはんを食べなさい
我が家も例に違わず、子どもとお菓子論争を繰り広げる毎日でしたが、以下の仕組みを導入することでお互いのストレスを減らすことができました。
- お菓子購入をおこづかい制にする
- おやつになる冷凍食品をストックしておく
子どものお菓子で悩まれている方の参考となればうれしいです。
子どもがお菓子を食べたがる理由
子どもがお菓子を食べたがる理由は、だいたい以下に分類されるのではないかと思います。
お菓子を食べたがる理由によって対策が変わるため、子どもや周囲の環境をよく観察してみましょう。
- お腹が空いている
- ごはんに好きなおかずがない
- お菓子の味が好き
- お菓子を見つけたから
①お腹が空いている
子どもは大人と比べて胃袋が小さいため、朝ごはんと昼ごはんの間、昼ごはんと晩ごはんの間にはどうしてもお腹が空いてしまいます。
幼稚園や保育園から帰ってきて晩ごはんが完成するまでの時間も、お腹が空きやすい時間帯ですよね。
お腹が空くのは生理現象なので、我慢させるというのは得策ではありません。
お菓子だけで空腹を満たすことは難しいため、おにぎりやパンなどのちょっとした軽食でお腹を満たしてあげましょう。
②ごはんに好きなおかずがない
ごはんを食べたくないときにも「お菓子食べた〜い!」ということがありませんか?
ごはんがあまり進まず、食事の後にお菓子でお腹を満たそうとするときもあります。
そんなにごはんが食べたくないのか、と親としては一生懸命作ったのになぁとちょっと切なくなる瞬間です。
③お菓子の味が好き
お菓子の味は子どもが好むように設定されているので、お菓子好きな子どもは多いですよね。
アイスクリーム、おかきなど、お菓子の美味しい味を覚えてしまったら、何度でも繰り返し食べたいというようになります。
うちの子どもは「好きな食べ物は何ですか?」と聞くと、「お菓子!」というくらい、三度の食事よりもお菓子が大好きです。
④お菓子を見つけたから
お菓子を見つけると、「お菓子食べた〜い!」と反射神経のように反応しませんか?
子どもの手が届かない冷蔵庫の上ににお菓子を隠していても、一度お菓子があることがわかると「もっと食べたいから、取って取って〜」と駄々をこねることもあると思います。
また、スーパーやコンビニなどでお菓子を見つけて「お菓子買って!買って!」とおねだりしている光景もよく見かけます。
どうやら、お菓子を見つけると食べたくなるようです。
子どものお菓子愛が強すぎて、困った状況に・・・
子どものお菓子愛が爆発したのがちょうど3歳になったころです。
我が家では、1歳頃から、週末に買ったお菓子を朝ごはんの後、昼ごはんの後に食べることを習慣化していました。
お菓子は箱に入れて冷蔵庫の上に保管するスタイル。
おやつの時間に一袋ずつ食べるというルールで機嫌よく運用できていました。
しかし・・・上手くいっていた流れが3歳になって激変します。
3歳になると段々と食べる量も増えていき、自己主張が強くなってきます。
家でもごはんの度に「お菓子食べたい!」というフレーズを連呼したり、外出先でも「お菓子を買うまで帰らない」と言い張ったりするようになり、
「ごはんを食べたらお菓子を食べていいよ」と言おうものなら、ごはんを一口食べ「ごちそうさまでした」という始末。。
もはや、ごはんが主食かお菓子が主食かわからないような状態ですよね。
一方、気前よく「お母さん、お父さんも一緒に食べよう」と誘ってくれるので、お菓子の減るペースが2倍以上に早まり、毎週大量のお菓子を買い込む始末。
出費も痛いですし、一日に何回も「今日は買わないよ」「今は食べないよ」と言って諭すことが親子間でストレスにもなっていたため、お菓子購入の仕組みを見直すことにしました。
お菓子購入のおこづかい制の導入
我が家では以下の方針を決め、おこづいかいで自分の好きなお菓子を買うスタイルに変更してみました。
- 親が子ども用のお菓子を買わない
- 限られた予算の中でお菓子を楽しむ
- お金の価値を学ぶ
具体的には家事を手伝ったら10円お金がもらえる仕組みとし、働いて貯めたお金で好きなお菓子を買えるという仕組みです。
子どもは、気分が乗る時やお菓子を食べたくなった時に、洗濯干し、洗濯物たたみ、風呂の排水口掃除を手伝い、おこづかいを貯めてはお菓子を買っています。
おこづかい制導入のメリット
おこづかい制を導入した結果として、子どもとしてはおやつを食べる以外にも楽しみが増えたようです。
- 働いてお金をもらう楽しみ
- お金を貯める楽しみ
- 自分のお金でおやつを買う楽しみ
- 買ったおやつを食べる楽しみ
また、教育的な観点からも生活力の向上につながっていると思います。
- 自分でおやつを管理する力
- 働いて誰かから感謝される経験
- 自分のお金で物を買う経験
親としても、金銭的・精神的負担を軽減できるというメリットがありました。
- 家事を分担できる
- お菓子への出費が抑えられる(月300円程度)
- スーパーでお菓子を買ってとせがまれる機会が減った
- お菓子に関して子どもと揉める頻度が減った
大抵の場合、買ったお菓子はその日のうちに食べてしまうので、家の中にはお菓子のストックがなくなりました。
お菓子のストックがなくても、それは子ども自身が選んだ選択だということで納得感があるようです。
お菓子を子どもが管理する仕組みとすることで、毎日子どもとお菓子のことで揉めなくなったことが何よりの成果です。
おこづかい制導入のデメリット
メリットが多くある一方でデメリットもあります。
- おこづかいの額が小さいため、買えるお菓子は基本うまい棒
- お菓子食べたい場合、お手伝いをする必要が出てくる
我が子の場合、お金を貯めずにすぐに使ってしまうことが多く、10円で買えるお菓子に偏りがちです。
お手伝いの難易度とおこづかいの額を調整することで解消できると思います。
遠方へお出かけしたり、家族全員で食べることがわかっている時は家計で大袋のお菓子を買うなど、臨機応変に対応しています。
おやつになる冷凍食品をストックしておく
ちょっと小腹が空いた時は、お菓子よりも栄養価のある軽食ですませることにしています。
おにぎりや手作りのおやつなど準備する時間がない時には、電子レンジで回答するだけで食べられる冷凍パンや、冷凍たこ焼きのストックがあるととても便利です。
冷凍パンは朝ごはんに、たこ焼きは昼ごはんや晩ごはんの一品につけることもできるので、ストックがあっても困りません。
特にお惣菜系の冷凍パンは、公園へお出かけする時の昼食用にそのまま持ち出せるので、外出時の昼ごはん問題まで解決してくれます。
まとめ
子どものお菓子を食べたいという思いと、親側のお菓子は少量にしてごはんを食べてほしいという思いはどこのご家庭でも衝突しがちではないでしょうか。
子どもの行動を無理やり変えるのではなく、親側のアプローチを変えることでスムーズにいくことって案外あると思います。
今回の記事が働いているママやパパの一助になればうれしいです。